オペラの稽古も本格的になってきました。今年の公演は、「ドン・ジョヴァンニ」と「ボエーム」の2演目をハイライトで予定していて、ワタシは前者に出演予定です。公演は8/21、22なのでまだ3ヶ月くらい先ですが、地方でのオペラ公演の稽古にはどうしても数ヶ月必要になるので、このくらいで当然かもしれません。
指揮や演出の先生をお呼びしての稽古はどうしても熱が入ります。普段、片田舎でポツポツと本番をこなしているのでは経験できない音楽や空気が有りますし、何よりひとつでも上へステップアップしたい気持ちが出てきます。悔しいけどまだまだ何も分かってない、何も伝えられない、何も出来てない状況。千里の道も一歩からと言って「努力=前進」みたいなイメージがありますが、音楽ってこうしたら前に進むことができるなんていうマニュアルがあるようでないと感じます。もちろん努力ナシに前進は有りませんけれど。
で、藁をも掴む思いで最近本を読んでます(笑)スペインに伝わる有名なノンフィクション、ドン・ファン伝説なんですが、直接「ドン・ジョヴァンニ」の台本になったものではありません。
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」が作曲される100年以上も前、初めてこのドン・ファン物語を戯曲にしたのが、このティルソ・デ・モリーナの「セビリャの色事師と石の招客」。何でも1630年のものらしい。日本だと完全に江戸時代初期です。そんな頃に作られた本がこうして普通に読めるから、なんか不思議な気がします(^^;)ま、日本でもふるーい書物はありますけど、平成の今読んでもそれほど古く感じないことがスゴイです。ゴイスー。
もう1冊は、1665年のモリエール「ドン・ジュアン」。これはちかくの本屋さんでも見つけられそうなほど有名な本です。この2冊を元に書かれたベルターティの「石の客」をお手本にして、ダ・ポンテという人が「ドン・ジョヴァンニ」の台本を書いたらしい。ややこしいですね(^^;)とにもかくにもモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の元になってる物語を読んでいるって事です。ははは。
ただ、これらの原作に出てくる登場人物は、当然ながら皆が皆、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」に出てくるワケではなく、特に今回歌うことになっているオッターヴィオがどれなのかがよーわからん(‐“‐)何となく思うに2人の登場人物が一緒になってオッターヴィオになってるのかなぁ。ははは。これを読んだからといって何がどうなるわけでもなさそうですが、結果的にモーツァルトとダ・ポンテが設定した個々のキャラクターが分かれば儲けもんというところでしょうか。うーむ。
いやー。こういうのも努力のカケラだとは思いますが、どう考えても前進してるようには思いませんね。それよりも先ず暗譜せーという感じです(笑)
2010年5月17日月曜日
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Label : Opera, Repertoire, Vocal
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